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農家のご主人の利益を増やすための、エサ屋さんとしての考え方のヒント [エサ屋さんとのお話]

特に若い営業の方の、仕事上のひらめきや新しい発想のヒントになれば幸いです。

農家のご主人の粗利益を増やすための エサ屋さんとしての   考え方のヒント・・・ その1


良い餌を効率よく代謝できる体(細胞)つくり。               

「売り上げ総利益」(粗利益)とは、総売上額から売上原価(乳や肉の売上に直接関係する原価)を引いたものです。

売上総利益(粗利益)=総売上高−売上原価

売り上げ原価の中で、ダントツに大きいのは餌代ではないでしょうか。
と言う事は、飼料設計は重大な仕事です。
狙い通りの結果(乳量・DG など)を出さなければなりません。

良い餌を与えると良くなって当たり前ですが、受け入れる側の牛がちやんと代謝生合成できないと、高い餌(良い餌)を捨てているようなものです。

 良い餌を使ってもらって、ちゃんと狙い通りの結果が出て、利益率がどんどん上がれば、経営が一番よくなります。(結果的にエサが安く上がる。)

まずは受け入れる側の牛を、持って生まれた才能を充分に発揮できるように してあげる。そして、牧場の牛の現在の能力を最大限生かせる飼料設計をする。

すると今のその牧場の潜在能力を引き出すことができる。
そして、経営内容を今より良くする。

いろいろなやり方や考え方があると思います。
それぞれで良いと思います。

大事なのは結果が出ることです。



以下 は、 一つの事例です。
                       

過去の、農家のご主人のお話(例)・・・熊本・愛媛            

熊本 酪農S牧場 100頭位 ミネラル調整液常時飲水 + 粉末  使用約2年 時点    つづき

有名なコンサルの先生にずっと飼料設計などを委託されているご主人です。

やり始めて、初めに毎日糞をブルで押すが、「糞が40年間で初めての物性になった。すぐに醗酵する、乾く、サラサラになる。」
              
次に、「乳房炎が出なくなった。」との事。                             
1年半たってくると、乳量が同じ設計のエサで、同じ時間働いて26・27ℓだったものが35ℓまで出始めた。(乳量だけで収入が数千万増えた。牛も死なない。)                                         
「ウィルス性の下痢などもうまく資材を使って早く治りだした。」

ご主人曰く。 
        
「これで家も。やっていけそうな気がしだした。」との事でした。
現在すべての飲用水にミネラル調整液も添加しています。

「従業員さんに、30リットルを超えた分について給料に歩合で反映する様にした。」
「従業員さんにシャワールーム付きの更衣室を新築した。」


飼料販売の担当者さんのお話。

「ミルク代だけで収入が〇千万円増えています。」
「その上に、牛が出なくなった。治療回数も減った。」
利益が大幅に増大してるとおもいます。
おそらくコンサルの獣医先生は35ℓの設計をしていたのでしょう。永い年月。





愛媛 K酪農 搾り85頭 常時調整液添加 + 粉末  今年で15年位
                               
                                                   
当初オーナーが「うちはぼろ牛ばかりで・・・」と言われていた。

開始されて4年後に粗飼料の輸入元の会社現社長が視察に来られた時「これだけ牛の揃っている酪農家は、四国にはないですよ。」と言われて、オーナーは「私は何もしてない。ただ調整液を常時飲ませて粉をやっているだけ。」と言われた。

乳量は、28ℓ位だったのが今は、32ℓ程度周年(夏も)出ている。(同じエサで、 同じ時間 同じ仕事して。)

当初、息子さん(既婚子供2人)の給料も払えなかったのがちゃんと払えるし、社長のおかげ。」と言っていただいて、大変有難く感じました。

過去に2度ほど「これだけ儲かりだしたんは、社長のおかげやけん、値上げしてくださいや。」と言っていただきました。少しはお役に立てたかな。

やり始めて数か月たったころ、「牛の変化がわからん。」と言われるので、心配して見に行ったら、すべての牛が小さなビス?だらけだった。

よく見ないとわからない程度だが、以前経験したことがあり、
「これは牛の代謝が上がって、ヨロイが勝手に取れてビスがたくさん出来ているのだな?」

と考えていると、

糞を出している堆肥場の方から 「何をしたんぜい! 糞の発酵温度が〇度上がっとるで!」
と言われたという事でした。

「これで間違いないな。」と確信したことを覚えています。

また、                                               
                                                   
エサの値段が上がったとき、らくれんに文句を言ったら安い違うエサを持ってきて、
                                                  
乳質・成分・乳量などが変わってしまったので、獣医さんを呼んで調べてもらって飼料設計を変えたところ  即、牛が反応して、                        

獣医さん曰く

「こんな反応の早い牛は初めてだ。」と言われていたのを思い出しました。








熊本 ET    2021年 FO販売 熊本支店 Yさんのデータ。

ET濡れ子からミネラル調整液をミルクに200cc~600cc添加試験

結果として、ほぼの全てのETを、平均セリ値以上で出荷できるようになった。
よって、計上される利益が大幅に増えた。

色付きの欄は、平均セリ値以上で売れた個体です。

赤線以下が、試験結果です。

R3年11月ET20修正分.jpg

R3年11月7日ET21修正分.jpg






野人のたわごと
                                                  
石油、エサ等すべてが上がり、人が足りない時代に、

牛(対象動物)に 高い餌を無駄にすることなく代謝してもらう。 エサ屋さんとして考えられる一番大切なことの一つだと思います。

熊本のSさんも愛媛のKさんも売り上げが大きく増え、事故や病気も減り生産原価が下がったため売上総利益(粗利益)が大幅に増えました。

結果として、エサ代が安く上がりました。

それぞれのご主人やエサ屋さんコンサルの先生方が、それぞれの技術を駆使して、飼料設計通りの結果が出るようにしていくことが、粗利益を増やして 経営を安定化していく 一つの大事なファクターであることは間違いありません。

また、ベテランの営業マンの方々は、

今まで培ってきた「 指導ノウハウ 」や個々の「 秘策 」を駆使して、お客様の力になっていく時代 になってきたなと感じているはずです。

またそれが、営業やコンサルの本道なのでしょう。

大丈夫です。 ベテランのご主人や営業マンや先生方には、長い年月現場を見てきた方しかわからないことが見えてますから。

いろいろな考え方や方法があると思います。

「 事 上 磨 錬 」 ・ ・ ・すべからく、事上にあって磨くべし。


みなさん 充分に磨いてきましたから。
                                       
                                    
                               
                                 

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