おもしろい話 オレイン酸がふえた。・・・同じエサで。 [肉質(成分)変化]
当時 畜産試験場のUさん(獣医師 豚の専門家)がとられたデータの中に、「脂肪酸組成の変化」で面白い結果が出たものがありました。
エサは試験区対象区ともに同一。 (試験区は無機のA 飼料一種のみ添加)
テスト区の添加量を 1% ・ 2% と増やしていくと
同じエサを与えたにもかかわらず、
背脂肪では、
オレイン酸含有量が明らかに増え
38.4% → 40.95% → 43.57%
脂肪酸素性の変化によって、
融点が下がっていきました。
41℃ → 38.9 ℃ → 36.8℃
ロースでは
飽和脂肪酸(Σ飽和酸)が減り
41.32 → 40.54 → 37.86
不飽和脂肪酸(n6/n3)が増えていきました。
32. 08 → 35. 57 → 39. 35
野人のたわごと
この当時、テレビでは 「どっちの料理ショー」 という番組の人気があり、
放牧して育てている、北海道の一流ブランドの豚肉を使われている 東京の一流レストランのオーナーシェフが、
その豚肉の脂は、 体温で溶ける ということをおっしゃっていたと おぼえてます。
それを聞いた時、
「 放牧している豚は 『ストレスがかからない』 から脂肪酸組成も本来の健康な豚の組成に近づいているのかなあ? 」と感じていました。
また「エサの配合にもこだわっているのだろうか。」 とも思いました。
「やはり肉質の原因の一つは、細胞のストレスだろう。」
細胞の 『代謝生合成の機能』 が本来の効率を出せる状態であれば、
ある意味 本来の肉質になりやすいはずだから。』
オレイン酸も十分に合成されるだろう。
確かに魚のアミノ酸組成も変わりました。
そして 作物も 肉も 魚も、おいしくなるんです。
「 因果性 」 があるはずです。 ・・・ おそらく。
色々な考え方ややり方があると思います。
個人的には「まずは細胞を作ってあげること。」と感じています。
本当に何やっても面白いですね。 思わぬ結果に感動し、 思いをはせめぐらし、 勝手に仮説まで考えてしまいます。
時間とエネルギーとなけなしの資本をいつも突っ込んでしまいます。
あとは科学者の先生方のお仕事ということで・・・・・。
エサは試験区対象区ともに同一。 (試験区は無機のA 飼料一種のみ添加)
テスト区の添加量を 1% ・ 2% と増やしていくと
同じエサを与えたにもかかわらず、
背脂肪では、
オレイン酸含有量が明らかに増え
38.4% → 40.95% → 43.57%
脂肪酸素性の変化によって、
融点が下がっていきました。
41℃ → 38.9 ℃ → 36.8℃
ロースでは
飽和脂肪酸(Σ飽和酸)が減り
41.32 → 40.54 → 37.86
不飽和脂肪酸(n6/n3)が増えていきました。
32. 08 → 35. 57 → 39. 35
野人のたわごと
この当時、テレビでは 「どっちの料理ショー」 という番組の人気があり、
放牧して育てている、北海道の一流ブランドの豚肉を使われている 東京の一流レストランのオーナーシェフが、
その豚肉の脂は、 体温で溶ける ということをおっしゃっていたと おぼえてます。
それを聞いた時、
「 放牧している豚は 『ストレスがかからない』 から脂肪酸組成も本来の健康な豚の組成に近づいているのかなあ? 」と感じていました。
また「エサの配合にもこだわっているのだろうか。」 とも思いました。
「やはり肉質の原因の一つは、細胞のストレスだろう。」
細胞の 『代謝生合成の機能』 が本来の効率を出せる状態であれば、
ある意味 本来の肉質になりやすいはずだから。』
オレイン酸も十分に合成されるだろう。
確かに魚のアミノ酸組成も変わりました。
そして 作物も 肉も 魚も、おいしくなるんです。
「 因果性 」 があるはずです。 ・・・ おそらく。
色々な考え方ややり方があると思います。
個人的には「まずは細胞を作ってあげること。」と感じています。
本当に何やっても面白いですね。 思わぬ結果に感動し、 思いをはせめぐらし、 勝手に仮説まで考えてしまいます。
時間とエネルギーとなけなしの資本をいつも突っ込んでしまいます。
あとは科学者の先生方のお仕事ということで・・・・・。