農家のご主人のお話 + 若手営業マンのお話 R2年11月30日 [農家のご主人のお話]
熊本 I 牧場 搾り30~35頭
愛媛 T 牧場 F1 260~280頭
R2年11月
農家のご主人のお話 と エサ屋さん (若手)のお話
(1)農家のご主人のお話 ・・・発情
愛媛 S牧場 酪農と米作 新規でサンビオ粉末使用。
あまり積極的な経営をされるご主人ではありませんが、サンビオを少しづつ継続使用されているので、
電話でお話をお伺いすると、「サンビオをやると発情が来るから使っている。」ということでした。
愛媛で7年程前から使用し、
ここ数年で2度全農肉牛共励会で「最優秀賞」を取られた
T牧場さん(F1 280頭位)
のご主人から
使用し始めた年に電話をいただき、
「牛が1トン超え始めた。枝肉も500kg以上ある。」が
「サンビオを多めにやると、すごく強く発情が来ることは、皆さん知っているのか?」
「知らなかったら、教えてあげたら、皆さん助かると思うよ!」
と教えていただきました。
「Sさんもそれに気が付いたんだなー。」と思いました。
そういえば熊本で
技術の高い繫殖をされているご主人から、
エサ屋の部長さんに、
「2頭の発情の来なくなった牛の内1頭に、サンビオを朝晩2回 各50gほど水で撹拌して飲ませていたら、20日くらいですごい発情が来てびっくりした。これは本物だ。自信をもって売りなさい。」
と、言われていたこともありました。
やはり、受け入れる側の牛が活性化(酸化的リン酸化の効率が上がる)しているから、いろいろな良い現象が出てくるのではないのかなあ?
排卵にも関係しているようだから、ATPの作用もあるんじゃないのかなあ。
と個人的には感じています。
あとは科学者の先生方にお聞きしましょう。
参考 ・日経サイエンス2010年3月号 ATPの意外な働き
・科研費助成事研究成果報告書「交尾排卵動物スンクスを用いた排卵制御神経メカニズムの解
明」研究代表者 井上 直子
・その他
(2) 若手営業マンのお話(FO販売(株))
熊本 I牧場 酪農 30頭
エサ屋さんの若手営業マンYさんより。「体細胞で困られていて、色々なことをしているが結果として克服できていないとの事で、以前上手く行った経験があったサンビオをご提案して、治療と並行して取り組んでもらった。」との事です。
状態が大変悪く困られていたため、多く一日200g(朝晩100g)給与していただいたとの事でした。
R2年2月から開始
5月
2月から搾乳牛に200g/日
給与しているI牧場さん、3月に好転反応が出て、4月の検定から体細胞下がり始めましたよ。今月、来月が楽しみです。
8月
体細胞8月全頭入れて14万でした。
爆発的に悪いのは肉で出したそうですが、それでも下がりましたね。
9月
I牧場さんの経過報告ですが、9月上旬体細胞28万(盆明け8月下旬検査後に1週間サンビオが切れた)だった事に対し、200g/日 給与を続けており9月下旬は体細胞18万(捨てる牛なし全頭検査)まで下がりました。
ちなみに、今乳量は9月中旬で32kg/日搾ってます。
10月
今34~35kg/日 搾ってて、脂肪が3.7、体細胞は10月上旬で14万です。
昨日下旬の乳成分聞きに行ったらまだ検査結果は出えませんでしたが、分娩後の牛がどうなるかという感じですね。
11月
I牧場さん
酪農30頭 サンビオ2月から200g/日 使用
11月の体細胞は上旬22万(10月分娩多)、下旬が19万で
脂肪は3.8前後を推移しており、乳量が10月から37~39kg/日 搾れてます。
昨年は今時期31kg前後でした。昨年と比べて今年は何か違うことをしたかと聞くと、サンビオだと納得されているようでした。
これだけ早く変化がみられる例ははじめてです。
エサ屋さんの担当者Yさんが本当に熱心で、農家さんのことを本当に考えていることと、ご主人の「何とかしたい。」という気持ちがこのような結果が出た要因だと思います。
新人営業マン(4年目)のYさん曰く
「牛の消化器官内の「場」が出来てきて、よく代謝し始めたようなので、エサの変更を提案してみようと思います。」との事でした。
Y君、Iさん、ますます頑張って良くなって下さい。
R2年11月30日
先週も行って話を聞いてきたので連絡しますと
・今も乳量は36~38kgの間。
・11月上旬は体細胞21万、下旬は19万
・10月分娩の牛で1頭乳頭を一つ切らなければいけなかった。
・分娩が12月・1月とまだあるので今後も乳量は伸びていくと思う(ご主人さん談)
・正直価格は高いが結果が出ているので切れない、切る判断はできない(ご主人さん談)
・この乳量だが発情はきている、倒すような酷い疾病がでていない
(今までは出ていた。)
個人的に思うのは、体細胞で取り組み始めましたが乳量、疾病の数も変わったと思います。 繁殖はまだ期間が短いので今後経過確認していきますが、よくなるだろうと思ってます。
この酪農家の経営は変わってくると思います。昨年対比で乳量が1頭あたり4~5kg伸びています。
昨年はこの分娩が重なる時期で32kg前後でしたから。
つまり、概算ですが乳量の上乗せ分だけで1頭あたり14,400円程収入がUPしています。
(この農場の場合慣らして25頭なので360,000円/月・4,320,000円/年 乳量上乗せ分だけでです。)
乳量の上乗せ分だけで上記利益増で、出す牛が減っている事がもっと経営に貢献してきますので、繁殖がよくなれば仔牛の個体販売その他諸々当然更にプラスになっていくと思います。
費用対効果で考えると面白いですね、
ご主人のIさんはこの短期間でも、乳量だけでも費用対効果400%程度まで出されています。
一応検定を写真撮って送りますね。
あと、私4年目です…笑
やはり受け入れる側の牛が変わったら、経営内容は大きく上向いくと思います。
ご主人さんやコンサルの方々の狙い通りの結果を出しやすくなりますから。
そして、その牛が子供を産み、またその子牛が子供を産んでいくと、ますます経常利益率が上がり優良な経営がしやすくなるようです。
枝葉末節に、経営資源をつぎ込んでしんどくなる前に、何とか良くなっていただきたいですよね。
4年目の若手営業マンが、お客様の経営を考えて外を向いた仕事をするのですから、大したものです。
S.Y 君それが本当の営業だと思いますよ!
ますます 農家のご主人や業界のために頑張ってください。